「死んでもいいけど、死んじゃだめ」と僕が言い続ける理由 : あなたのいばしょは必ずあるから
https://m.media-amazon.com/images/I/41UOqE+rIPL._SY346_.jpg
知りもせず批判するのも違うと思い、読んでみたところ、大誤算。著者はたいへん苦しい幼少期を過ごしており、そんな経験がのちのNPO設立のきっかけになったとのこと。熱い思いからの行動なのに、横からあまっちょろいおじさんが文句言ってごめんよ.....と反省していたのだが、読み進めるととにかくその内容の薄さにびっくりする。
ぺらい.....体験以外、話がめっちゃぺらい。さらにこのぺらい本に対し「難しすぎる」とのAmazonレビュー。もうおじさん、ついてけないよ.....。
「なんでも自己責任と押し付ける風潮がある。でも、誰だって一人では生きられない。人に頼っていいです」「ささいなことでもいいんです。死にそうにならなければ相談しちゃだめとかそんなことはないです」という素晴らしい考えと、先日の沖縄での抗議に対する「死にかかってる人以外の座り込みとか重く評価しちゃダメです」「ワイン飲んで寝ますね」とのギャップがすごい。
しかし、「ぜひ気軽に頼って欲しい」とすすめると、こんなふうに言われることがあります。
「ちょっとしたことで相談するのは悪いと思って」「私の悩みなんて大したことはないので」「これは自分自身の問題だから」......。
もし、あなたがそんなふうに考えて相談するのをためらっているとしたら、それは勘違いだと気づいてください。
心のつらさは、人と比較できるものではありません。自分自身が苦しいと感じていたら、その気持ちを否定しなくてもいいのです。いや、否定してはいけないのです。
繰り返しになりますが、孤独な気持ちや悩みは自分一人で解決することは不可能です。だから、迷わず誰かに頼りましょう。p.73-4
「そうはいっても、やっぱり人に頼るなんて恥ずかしいし、億劫だなあ」
そんな感情が湧いてくるのは当然です。
第4章でくわしくお話しますが、僕たちが生きる社会には「自己責任」という考え方が広がり、人には頼りづらい風潮が生まれています。だから、急に誰かに頼ろうと言われても抵抗を感じる人もいるでしょう。 しかし、いまの暮らしをちょっと振り返ってみましょう。p.76
以下、人は一人では生きていけないと諭す。
また「匿名だから」と、強い言葉で相手を非難したり自分の考えを主張したりするのは、ゆがんだ正義感の現れだということも知っておいたほうがいいでしょう。
言葉には、大きな力があります。ですから、たった一言で相手を慰めたり勇気づけたりすることもできれば、深く傷つけることもあります。自分が発する言葉が相手に対してどんな影響を与えるのか、つねに想像力を働かせましょう。p.132